国際結婚を失敗しないために
国際結婚の場合、文化や習慣の違う背景で育った者同士が出会い結婚し生活していくわけですからその過程で色々な問題が発生してきます。
そのぶん日本人同士の結婚とは違い、国際結婚仲介業者に頼る部分も多くなるでしょう。
そのため国際結婚で失敗しないためには、まず仲介業者の見極めそしてお相手女性の見極めがとても重要になります。
ここでは簡単にその見極めのポイントをご紹介したいと思います。

誰でもわかる簡単な仲介業者の見極めのポイント

①簡単なメール・電話のやり取りだけでお見合い渡航を勧める
国際結婚仲介業者は海を越えての仲人業です。
一度も会ったこともなく簡単なメールや電話でのやりとりだけで会員登録した日本人男性を責任もって女性に推薦 ( 紹介 ) できるはずがありませんし、同様にSNSなどで応募してきた女性を面談もせず、きちんとした身元確認もしないで日本人男性に紹介することは考えられません。
男性・女性双方に責任を持たない業者の態度がうかがえます。
②歳のかけ離れた若い女性とのお見合いを簡単に安請け合いする
自分の子供が欲しい日本人男性にとって国際結婚の一番のメリットは、子供の産める若い女性と結婚が出来る事かもしれませんが、例えば相手がまだ20歳前後の若い女性の場合、年齢的に社会性もまだ身についておらず結婚相手は誰でも良いという考え方の女性も多いですから、当然結婚し来日してから様々な問題が引き起こる可能性があります。
しかしながら、そこをご存じない日本人男性も多くいらっしゃいますので、仲介業者は日本人男性と紹介女性のバランスを考慮し起こりうるリスクについてしっかり説明しておく義務があります。
国際結婚では2回りも3回りも歳が離れた夫婦も多いですが、歳が離れれば離れるほど様々な面でリスクが生じてくることも同じように説明しておく必要があると思います。
③現地事務所が無く、常駐スタッフがいない
海外に現地事務所が無くスタッフが常駐していない仲介業者は、女性の募集を海外の現地ブローカーに丸投げしていることが多く、この場合、現地ブローカーが紹介手数料を得るために、お見合い時にさくらを使ったり、登録女性と口裏を合わせをして日本人男性を騙し結婚させる危険性があります。
実際に結婚来日後すぐに、お見合い時には聞いていなかった借金返済の名目でお金を要求されたり、それを拒むと家を出ていき行方が分からなくなるなどのトラブルが数多く報告されています。 こういうケースでは仲介業者は来日後の夫婦間トラブルには責任を持たないという立場から何も取り合ってくれません。
日本人男性、外国人女性双方に仲人としての立場で責任を持ち、結婚後もサポートしてくれる業者を選びたいものです。
※ある国際結婚業者の話です。
ある日、日本在住のベトナム人青年がベトナム人女性の売り込みに来ました。すでにいくつかの業者と取引実績もあるとのこと。
どんな女性がいるのかプロフィールをみたいと申し出たところ、彼はスマートフォンを取り出し、登録女性の顔写真・全身写真を得意げに見せてくれました。
”日本人と結婚したい女性はたくさんいるよ!Facebookで毎日毎日たくさん登録してくる゛
しかしわかっていることは顔写真と身長、名前と年齢位のもの。
実際に会ったこともない女性を日本人男性に紹介は出来ないよ!と告げ帰ってもらいました。とのこと。
日本人と結婚したいという外国人女性はたくさんいますが、中には就労目的の女性も隠れています。
国際結婚業者は慎重に女性と向かい合いし、その確かな目でそういう不良外国人女性を排除する責任があります。次に、外国人女性の見極めのポイントをいくつかご紹介いたします。
機構の審査を経て、実績と信頼性が高いと判断された
国際結婚業者のみをご紹介しております。

お相手女性の見極めのポイント

①お見合い時の女性の態度や表情、仕草をよく観察しておきましょう
お見合い時の女性の態度や表情、仕草をよく観察しておきましょう
  • なぜ日本人と結婚したいのか?
  • 日本ではどういう生活をしたいか?仕事はしたいか?
  • 現在の仕事の内容は? 収入は? 借金はあるか?
お見合い時には男性側から数多くの質問が女性に投げられ中には答えづらい質問もあり女性には酷ですが、男性側の結婚後の安全を考えると仕方ありません。
それに対する女性の態度や表情に気を付けて観察しておく必要があります。
プロフィールだけではわからなかった女性の内面(性格)や質問に対してウソをついていないかどうか、自分の事を気に入ってくれているかどうか等、女性の態度や表情、細かい仕草を観察しているとよくわかります。
お見合い時の態度の割には結果がokだった場合など要注意です。
いくら外見が好みだったとしても相手は男性の事を好きではありません。あくまで日本に行くことが目的です。
②日本への渡航歴や日本の知人の有無を確認しましょう
日本に渡航歴がある場合は、その目的や滞在期間などを確認しましょう。
収入に見合わない観光ビザでの来日回数や滞在日数が多い場合は、就労目的で来日し(出稼ぎ)過去に不法就労で国外退去になった可能性もあります。
日本に知人や親戚がいる場合も同様に日本での就労が目的である場合があります。
③借金の額やその内容を把握しておく
これはなかなか男性自らが直接女性に聞き出せない内容にはなりますが、業者を通してでも必ず確認しておきましょう。
本人名義の車や家のローンはないか?クレジットカードの利用残高やカードローンの借入額、その月々の返済額等ある程度知っておきたい内容です。
たとえ女性がその場でごまかしたとしても表情や仕草をよく観察しておけば正直に話してくれているかどうかわかります。
一番注意しなければならないことは、結婚した後から借金があることを告げられることですから、事前に洗いざらい正直にすべて話してくれたほうが好印象です。
④見かけの派手な女性には要注意
国際結婚を希望するアジア圏の若い女性の一般的な月収は3万円~10万円程度。
女性ですからオシャレもしたいし綺麗にしたい気持ちはよく理解できますが、自分の収入に見合わないようなブランド品や装飾品をいくつも身に着けているような女性には要注意です。
こういう女性の男性に対する評価のポイントは、どれだけの収入や貯蓄を持ちどれだけ自分に投資してくれるかどうかですから、のちのち要求がエスカレートしていく心配があります。
⑤年齢のかけ離れた若い女性には要注意
仲介業者の見極めの所でも触れましたが、これは女性本人に注意というよりもなぜ自分の事をokしてくれたのか冷静に客観視してみる必要があります。
仮に経済的には一般の方よりかなり余裕のある方ならそれが理由でしょうし、年齢の割にはとても若々しく男性の魅力が十分備わっている方ならそれが理由でしょう。
見た目から優しさや寛容さが滲み出ているような人柄の方ならそれも理由でしょうが、自分でもそういうセールスポイントが全くないという方はなぜ自分をokしてくれたのかをお相手女性に直接聞いてみるべきです。
自分でも首を傾げたくなるような答えが返ってきたり、自分に対して好意を持ってくれている表情や眼差しが見られなかったらやめたほうが良いでしょう。
最終的には選んだ男性の力量次第ですが、理想を追い求めすぎると失敗する可能性が高くなります。
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失敗しない国際結婚のために 生活編
お相手女性の国の文化や習慣を知り理解しようと努める
国を問わず外国人女性が日本男性と結婚するという事は、将来日本で生活していくわけですから、まずは奥様が日本語はもとより日本の文化や習慣を学ぶことが当たり前だという考え方があります。
間違いではありませんが、同時に夫である日本人男性が外国人女性の考え方や文化・習慣を尊重し、理解するよう努めることも大切なことです。
国際結婚で一番大切なことは、日本人同士の結婚以上に夫婦がお互いを理解しようと努力し、思いやりをもって相手に接し、愛情を育んでいくことです。
夫の家族の理解と愛情が必要
はるばる海を渡って異国の地日本、そして我が家へやってくる花嫁さん。不安も大きいことでしょう。家族で温かく迎えてあげましょう。
特に親御さんと同居する場合、夫が仕事で留守にしている間のお母さんの存在はとても重要です。
買い物や食事の作り方、洗濯、掃除の仕方、様々な生活様式の違いを教えてあげるのはお母さんです。
夫婦喧嘩になったとき、守ってあげられるのは夫の家族を除いて誰もいません。
どんな女性でも、日本の生活に慣れるまで半年くらいはかかります。その間にホームシックになる事もあるでしょう。
温かい目で見守り、精神的に支えてあげられる新しい家族の存在が絶対不可欠です。
お相手女性の価値観を尊重する
お相手女性の国に関することを本やインターネットで調べ勉強しましょう。 食生活や習慣、家族の在り方や金銭感覚、道徳マナーなどいろいろな面で違いに気づくはずです。
最初から一方的に日本の文化や習慣を押し付けてはいけません。
海外旅行を経験された方ならお分かりいただけると思いますが、現地の食事は2日3日食べたら飽きますしホテルの浴室にあるのはシャワーのみ。
「早く日本に帰ってご飯と味噌汁食べたい!」とか「ゆっくり風呂に入って湯船につかりたい!」とか思われた方も多いと思います。
気分転換に奥様の母国料理の店を探し連れて行ってあげるとかいう優しい気配りが、不慣れな地で不安の多い奥様の心の支えになるはずです。

国際結婚でやってはいけないこと

国際結婚でやってはいけないこと
自分の価値観を一方的に押し付けてはダメ!
日本人と歳の差婚する女性が求めるものはズバリ男性の経済力と寛容さです。
ある程度歳を取ってくると自分の価値観を一方的に押し付けがちです。
例えばコーヒーショップで女性がカフェオレを注文しようとした際、一番安いブレンドに無料のミルクを入れたら同じだからと言って拒否されたという話があります。
男性はつねづね節約という言葉を口にし、一緒に買い物に行ってもあれダメ!これダメと!と同様の事を日頃からしていたようですが、この一件でついには奥様から愛想をつかされ離婚することになってしまいました。
節約する自体悪いことではありませんが、夫婦とはいえ度が過ぎるとよくありませんよね。
ケチ・細かいは嫌われます!
国際結婚女性アンケートの中で一番嫌われる男性のタイプは、ケチな人です。同様に細かい人も嫌われます。

女性は男性と違い美やトレンドに敏感で化粧品や服の購入などそれなりにお金を使います。毎日1000円程度お小遣いを渡してあげれば十分だろうと思っているとしたら女性の事を知らなすぎと言えます。化粧品一つ買えません。女性が自分で稼げるようになるまでは毎月ある程度まとまったお金をお小遣いで渡してあげるべきです。

例えば3万円位を最初に渡してあげたとします。それが仮に2週間で無くなったとしたら、その時がお金に関して夫婦で話し合ういい機会です。男性にとっても女性が何にお金を使うのかいい勉強になるはずです。ただし、使ったお金を細かくレシートでチェックするようなことは常に監視されている印象を相手に与えてしまいますのでやってはいけません。
自分の収入に応じできる範囲で、少ないよりはなるべく多めに与えてあげることがうまくいくコツです。
お相手女性の価値観を尊重する
お相手女性の国に関することを本やインターネットで調べ勉強しましょう。 食生活や習慣、家族の在り方や金銭感覚、道徳マナーなどいろいろな面で違いに気づくはずです。
最初から一方的に日本の文化や習慣を押し付けてはいけません。海外旅行を経験された方ならお分かりいただけると思いますが、現地の食事は2日3日食べたら飽きますしホテルの浴室にあるのはシャワーのみ。「早く日本に帰ってご飯と味噌汁食べたい!」とか「ゆっくり風呂に入って湯船につかりたい!」とか思われた方も多いと思います。
気分転換に奥様の母国料理の店を探し連れて行ってあげるとかいう優しい気配りが、不慣れな地で不安の多い奥様の心の支えになるはずです。
国際結婚は、生まれや育ってきた環境が大きく違うお二人と
そのご家族や親族の理解の基に成立します。
日本人同士なら分かり合える事も、文化が違えば異なる解釈も生まれます。
お互いを理解し合い、許し合う広い心を持つ事が
国際結婚には、大切なことなのです。

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